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2025/02/11

子どもが生まれて変わる夫婦の関係 ー すれ違いを乗り越えるために

 


「最近、夫婦の会話が減った気がする」
「前はもっと話合えていたのに


子どもが生まれると、夫婦の関係は大きく変わります。
赤ちゃん中心の生活になり、自分の時間はもちろん、夫婦の時間もぐっと減ってしまう。
「おむつ替えた?」「ミルクの時間は?」そんな業務連絡ばかりが増えて、ゆっくり話す余裕がなくなり、ふと気づくと「大事なことを話せていない」と感じることもあるのではないでしょうか?


さらに、育児の大変さは想像以上で、心にも体にも余裕がなくなりがち。
そんな状態の中で、お互いのちょっとした言葉や態度にイライラしたり、すれ違いを感じたりすることも増えてしまいます。



「こんなはずじゃなかった


そう思うことがあっても、それは決して夫婦仲が悪くなったわけではなく、変化の中で生じる自然なズレ。
けれど、そのズレを放っておくと、お互いに不満が募り、距離ができてしまうことも

では、夫婦のすれ違いはどこから生まれるのでしょうか?


 

夫婦のズレが生まれる3つのポイント



1. 役割のズレ(「〇〇すべき」の想定違い)


「育児は協力するのが当たり前」だと思っていたのに、思うように手伝ってくれない。
「家事は妻がやるもの」と考えている夫は、何も言わずにのんびりしている。

お互いが「こうするのが普通」と思っていることが違うと、知らないうちに不満が溜まります。「私の普通」は「夫にとって普通」でしょうか。育ってきた環境が違う二人が結婚して、家庭を築くのです。今までの価値観をもう二人で「夫婦の価値観」として、築き直す必要がある場合があります。

 

2. 生活のズレ(過ごし方やモノの使い方や生活様式)


休日の過ごし方ひとつ取っても、「家でゆっくりしたい夫」と「外出してリフレッシュしたい妻」では、すれ違いが生じがち。

余裕がないときは小さなことにイライラしがちです。普段は許せるけど、疲れている時に、普段言っている「靴下の脱ぎっぱなし」を見たときにはイライラするものです。

それが、大切な我が子のこととなってくると、許せないことが多く出てくるのです。

3. 金銭感覚の違い(お金の使い方への考え方)


「将来のために節約したい夫」と「今を楽しむために使いたい妻」など、お金の価値観が違うと、思わぬ衝突が起きることも。

 


夫婦のズレを少しでも解消するためにできること

 


相手の当たり前を知ること

「私はこう思っているけど、あなたはどう考えてる?」と聞いてみるだけで、お互いの価値観のズレに気づけることも。

 

気持ちを伝えるときは「あなた」ではなく「私」を主語にする

「あなたは全然手伝ってくれない!」ではなく、「私はもっと一緒に育児を分担したいな」と伝えると、相手も受け入れやすくなります。

 

小さな感謝を忘れない

「ありがとう」「助かったよ」たった一言でも、夫婦の関係が温かくなります。

 

「察してほしい」はやめて、言葉で伝える

「言わなくてもわかるはず」ではなく、「私はこう感じている」と、言葉にすることが大切です。


 

すれ違いは「気づいたときがチャンス」


夫婦の関係にすれ違いやズレが生じるのは自然なこと。
でも、それを「どうせわかってくれない」と諦めてしまうのか、「もう少し歩み寄ってみよう」と努力するのかで、その後の関係は大きく変わります。

すれ違いを感じたら、「どうして伝わらなかったんだろう?」と立ち止まってみる。
そして、小さな一歩でもいいから、相手との対話を増やしてみる。



夫婦の関係は、積み重ねの中で少しずつ変わっていくものです。
お互いを思いやる気持ちを忘れずに、心地よい距離感を見つけていけるといいですね。

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