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2023/02/14

子育て中のイライラの対処法【アンガーマネージメント】

このブログでは、公認心理士から、皆さんにお役に立てる事をお伝しています。ご参考になれば幸いです。

今回は育児中のイライラの対処法についてです。アンガーマネジメントもご参照ください。

子育て中のお母さんのカウンセリングをする中で、1番多い悩みが「イライラする」、「怒ってしまう」ということです。

子育てをする中で、子供たちが自分の言うことを聞かず、怒ってしまい、私ってこんなにひどいことを言うんだと、自分の弱さに気づく方も多いと思います。

子供が寝た後に、かわいい子供の寝顔見ながら、怒りすぎちゃったなと反省する話もよく伺います。


✔️イライラや怒りとは?

本来、怒りやイライラは、私たちに備わっている防衛反応で、自分を守るための感情です。
意図的に傷つけられたり、不当に扱われたり、被害にあいそうな状況で、怒りを感じてエネルギーが増加します。
つまり、危機に備えて、準備して、対処するために必要な感情的な反応なのです。
エネルギーが増加することで、怒りを感じている時は疲れは感じづらくなります。
また、怒ることによって、相手がこちらの言い分を飲んでくれたということもあるでしょう。

自分を守る、これが怒りのメリットなのです。
怒りを感じること自体は自然な反応なので、そのこと自体が悪いことではありません。

しかし、怒りは、情動的で攻撃的、破壊的な意図しない行動を招きやすいため、十分な注意が必要です。
衝動的に発した言葉や行動で、相手を傷つけてしまう可能性を含んでいます。


✔️子育て中のイライラ

さて、子育て中のイライラは何が問題なのでしょうか。
それを検討するには、以下の2つを考えてみましょう。

①怒りによって、物事は効果的にうまくいくようになっているでしょうか。
②子供に否定的な言葉を伝えてしまい、子供の心を傷つけてはいないでしょうか。

子供に強く怒ってしまったわりに、なかなか言うことも聞いてもらえず、物事も進んでいない、ということもしばしばではないでしょうか。
そもそも、イライラしないで済むに越したことは無いのかもしれませんよね。

✔️イライラや怒りを静める方法

まずは、自分の怒りと向き合い、なぜ怒りを感じているかを考えましょう。
そうして、その怒りが過剰に反応していないかどうか問いかけます。

こうして、セルフモニタリングを続けていき、自分の怒りを分析してみると、自分が怒りを感じやすいポイントが見えてきます。

ポイントがわかったら、自分が怒る状況にならないように、前もって準備をしましょう。

時間に追われて、子供の準備が遅いことに怒りを感じる方であれば、もう少し早く準備を促す必要があります。

子供が自分の言うことを聞かなくて怒りを感じてしまう方であれば、前もって、子供が言うことを聞くような工夫を考える必要があるでしょう。


✔️なぜイライラしてしまうのか

まず1つ目は感情の共感、巻き込みです。子供は「泣く」「怒る」など、感情をストレートに表します。子育て前はそんな感情と触れ合うことはまれですが、子育てをしていると子供の強い感情にふれることにより、親の感情が引っ張られやすくなります。それは、親の感情の共感力ですので、自然な反応です。

次に、怒りすぎてしまうことについても考えてみましょう。
原因に対して怒りの感情が強すぎる場合には、なぜ自分が過剰に反応してしまうのかを知ることがとても大切です。
その時に、自分は何を望んでいたのでしょうか。

たとえば、子供が言うことを聞かない時に、皆さんはどんなことを感じるでしょうか。
もちろん、人それぞれ違うのですが、実は大きく分けると、以下に代表される、3つの不適応な考え方のいずれかが背景にあります。

①子供が言うことを聞かない → 自分は必要とされていない → 自分は愛されていない

②子供が言うことを聞かない → 子供は大人の言うことを聞くべきだ → 言い聞かせられない自分は無能だ

③子供が言うことを聞かない → 今後もっと言うことを聞かなくなる → 自分の人生は真っ暗だ

これらをみてみると、言うことを聞かない子供の問題というよりも、怒りを感じる当人自身の考え方に理由があるようです。
自分自身が子供時代に過度に我慢をしていた場合や妊娠出産でのトラブルがあった場合には、子供が泣いたり怒ったりしていると、
勝手に、頭が自動解釈をしてこのように思ってしまい、イライラの感情が引っ張られやすくなることがあるのです。

つまり、育児中のご両親が過剰にイライラしてしまうのは、自分の性格の問題ではなく、自身の過去に関連する記憶や共感力の為なのです。


まずは、親自身が満たされることが大切です。
カウンセリングでは過去の記憶を整理したり、心のスキルを身につけることで、イライラに対処できるように取り組んでいます。

上の例で説明すると、子供が言うことを聞かなかったとしても、
それはあなたが無能だからではなく、
あなたが愛されていないのでもなく、
この先の人生が真っ暗なわけでもないのです。
そして、子供たちは失敗をしながらも、かならず成長することに気づくことです。

そうすることで、イライラする気持ちはぐっと下がってくることがあります。


✔️まとめ

子育て中のイライラは、過去の体験や現在の他の問題など、様々な原因で生じやすく、誰しも感じやすい状況にあります。
子どもの行動は自分を責めているのではない、と気づくことも必要です。認知再構成が有効です。
具体的に起こっている問題に対しては、問題解決法の心のスキルなどを用いて、前もって準備し、対応していくと良いでしょう。
どうしても自分の感情が抑えられないときには、その場を離れることが一番だと思います。

子どもの泣き声にイライラしたら、まず、「子供はただ泣いているだけ、私への反抗ではない。私が無能なわけでもない。
そのうち落ち着く。この子はとってもいい子に育つ。」と自分に言い聞かせてみましょう。
多少無理矢理にでも前向きに思うようにしてみると、少し希望が持てて、落ち着くことが多いですよ。



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